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The Grid
Photographer
Nicolas Pabion
Country
France
Description
建築を学んだ私は、格子やパターン、幾何学的な造形に強く惹かれています。フランスから日本へ移り住み、東京で最初に心を奪われたものの一つが道路標示でした。街には鋭く鮮やかなラインがあふれ、人を配置するための抽象的なキャンバスのように感じられたのです。
ある日、日本らしい擁壁の隣にある交差点を見つけました。舗装も壁も新しかったものの、水が流れた跡が幾何学模様にさりげない奥行きを与えていました。そこへ典型的なサラリーマンが歩いてくるのが見え、私は走って立ち止まり、シャッターを切りました。撮影した直後、手が震えるほど、この一枚が特別な写真になると確信していました。
Biography
フランス・アルプス 地方で生まれ育ち、幼い頃から芸術に親しんできました。建築を学んだ後ベルリンで働き、そこでフィルム写真と出会い、自ら現像を始めました。その後、家具職人の修業を経て、日本の木工技術に魅了され来日。東京で建築家として働きながら写真を始め、北海道から鹿児島まで自転車で旅をした後、京都で妻と出会いました。
現在はフランスを拠点に、古い家を修復しながら家具職人として働き、写真制作を続けています。
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